「イッツ・ア・スモールワールド」

歌を歌いながら世界の平和を願う、世界中の子供達がガイドとなって案内してくれます。ボートに乗って7つのエリアを進む、約9分間の旅です。

パピエマシェで作られた鮮やかな背景、きらきらと輝く民族衣装を身にまとった300体の人形たちが、各国の言語で歌ったり、ダンスを踊ったりしています。7大陸の旅の終わりには、実際世界は狭いことを実感しているかもしれません。

さあ出発！
雪に覆われたスイスのアルプスからセレンゲティまで、世界中の子供達と友達になりましょう。ツアー中には、次の地域の様々な文化や景色を楽しむことができます。

• 北極
• ヨーロッパ
• 中東
• アフリカ
• アメリカ
• アジア
• 太平洋諸島
• 熱帯雨林

ツアー終盤には、グランドフィナーレに子供達が集結します。フレンドシップ、笑顔、幸福に思いを巡らせてみてください。世界が一つになることの大切さを、子供達の目線で教えてくれます。

ディズニーキャラクター
旅の途中には、ディズニーキャラクターたちも隠れています。

• バンビとタンパー
• ピーター・パンとティンカー・ベル
• マリー（おしゃれキャット）
• シンデレラ
• ピノキオ
• アラジン＆ジャスミン
• シンバ、ティモン、プンバァ（ライオンキング）
• 三人の騎士
• ウッディ、ブルズアイ、ジェシー（トイ・ストーリー）
• ポカホンタス、フリット、ミーコ
• モーグリとバルー（ジャングル・ブック）
• ムーラン
• アリエルとフランダー（リトル・マーメイド）
• ニモ、ドリー、ピーチ（ファインディング・ニモ）
• リロとスティッチ

アカデミー賞受賞歴のあるチームが作詞、作曲した歌「イッツ・ア・スモールワールド」は、時代を超えたクラシックソングです。

シャーマン兄弟の作曲によるもので、ミュージカルの歌やアトラクションが1つになることをテーマとしています。平和や文化のメッセージを伝えるためのハーモニーソングです。7つのエリアを進むと、子供達が、英語、広東語、北京語、タガログ後、韓国語、日本語、イタリア語、スペイン語、スウェーデン語など各国の言語で「イッツ・ア・スモールワールド」を歌っています。

歌の背景にあるストーリー
ある日、ウォルト・ディズニーは、各国の賛美歌を歌う世界中の子供達に思いを巡らせました。しかし、みんなが異なるトーンで歌うとしっくりこない音になってしまうことに気づいたのです。ウォルトは、シャーマン兄弟に、メリー・ポピンズでは実現できなかった、子供達が各国の言語で歌えるような歌を作るよう頼みました。そして、「イッツ・ア・スモールワールド」が完成したのです。今でも変わらず人気のある歌の1つです。

「イッツ・ア・スモールワールド」の広東語の歌詞は、30年以上前に中国の作詞家ジェームス・ウォンが書いたものです。

ウォルト・ディズニーは、「イッツ・ア・スモールワールド」を実現するために、アートディレクターとしてメアリー・ブレアを、衣装係としてアリス・デイビスを採用しました。

アートディレクション
特徴的な色使い、幾何学模様、シンプルで子供らしいスタイルなど、メアリー・ブレアは、択一されたセンスを持っていることで有名です。どんなシーンにも、「イッツ・ア・スモールワールド」を感じさせてくれます。7つのエリアを進むと、世界中で愛されているビビッドな色紙で作られたコラージュが見えてきます。まるで子供の絵本の世界に迷い込んだようです。

本格的なアトリエ
デザイナー、アリス・デイビス（ および夫のマーク・デイビス）の指示で、ディズニーは各国の民族衣装の生地を集めました。その数は300着以上にもなります！インドのサリーからスコットランドのバグパイプのウールまで、各地域の素材を使用しました。

アトラクションの外側も見逃さないでください。くるくる回る花々、世界各国の景色、アニメーションで描かれたクロックタワーなどがあります。15分ごとに、クロックタワーが開き、香港ディズニーランド・パーク独自となる中国のオペラなど、18のアニメショーンフィギュアによる世界中のパレードが始まります。先へ進んでいくと、2人のピエロ道化師が歓迎してくれます。

「イッツ・ア・スモールワールド」は、ウォルトが制作し、ニューヨーク世界博覧会にユニセフが出展したものです。1964～1965年の2シーズンに渡り、このアトラクションは大ヒットを納めました。そして「イッツ・ア・スモールワールド」は、1966年5月28日に、カリフォルニアのディズニーランド・パークで再スタートしたのです。

本アトラクションは絶大な人気を誇るため、世界中の多くのディズニー・テーマパークにあり、ウォルト・ディズニーが生んだ傑作とされています。